ふと、ツーリングでよく行く「やまなみハイウェイ」を端から端まで走ってみたいと思いました。
思い立ったら、いつまでも頭の中にあるもので、早く行ってみたい。
そんな訳で、今回はやまなみハイウェイを端から端まで走ると言う目的でツーリングに出かけたいと思います。
平日なので、できるだけ有料道路を走らないように、朝の渋滞に巻き込まれないようにと、朝5時半に出発しました。
1.ルート概要
- 福岡市内から出発(午前5時30分)
- 小郡インターから高速道路を利用し、杷木まで
- 一般道を通り、日田を経由
- 県道48号(日田玖珠線)を通って玖珠町へ
- 国道210号線を通り、やまなみハイウェイの起点である水分峠へ
- 長者原、牧ノ戸峠、瀬の本、を走り、終点の一宮まで。
- その後、内牧、大観峰、上津江、八女経由で広川インターから高速道路を利用し福岡市内へ
走ってきたルートはこんな感じです。
2.やまなみハイウェイの旅(ルート情報と立ち寄りスポット)
この日は平日の朝。
渋滞に巻き込まれたくないので、4時半起き5時半出発で、福岡市内をまだ暗いうちに通り抜けてしまうことにしました。
1)高速道の夜明け
さすがに朝の5時半はまだ真っ暗でした。
小郡インターまでの一般道も真っ暗な中走って行きます。
やっと高速道路に乗って、空が明るくなってきました。
出かける前は雨が降っていたようですが、今日が快晴であることをピールするかのように、見事な朝焼けのグラデーションです。
この後、杷木で高速を降りるのですが、夜明けダムの横を走っていると、だんだん霧がかかってきて、日田市内は霧の中を走ることになりました。
景色が全然見えなかったのですが、玖珠に近づいてくるとその霧も晴れてきました。
やまなみハイウェイは、ライダーだけではなく、車でのドライブでも非常にオススメのルートです。
出発時点である水分峠から熊本の一宮までの約50キロの道のりです。
2)水分峠からスタート
朝5時半に出発し、日の出とともに高速道路を走りました。秋の朝霧が立ち込める中、水分峠に到着。
ここがやまなみハイウェイの東端です。
ここにたどり着くまでに、寒い山jの中を走ってきました。
バイクのウインドウやヘルメットのシールドが曇ってしまいますが、かといってシールドを開けると冷たい風が目に当たりとても寒いです。
水分峠に来ても、ウィンドウシールドは曇ったままでした。
水分峠から、やまなみハイウェイを走ります。
3)由布岳と雲海
途中、由布岳がはっきり見える場所がありました。
そしてその由布岳のふもとには雲海が広がっています。
この雲海の下には湯布院の街並みが隠れているのでしょう。
雲の蓋をかぶせたように、湯布院は雲に隠されていました。
4)朝霧台からの九重連山
朝霧台までくると久住の山々が見えました。
久住の山々はなにか凛とした表情に見えますが、山頂付近は白く雪化粧していました。
山は雪は降ってるんだなぁと思いつつ、何枚か写真を撮りました。
山は美しいですね。
5)飯田高原の直線道路
飯田高原では、まっすぐ伸びる道路の先に三俣山が見えました。
この景色も大好きな景色です。
まっすぐ伸びる道路の先に硫黄山と三俣山が並んで見えるのです。
6)長者原のやまなみハイウェイと山
ここの景色も大好きです。
左手には三俣山、右手には雪化粧した山が見えます。
久住の雄大さを感じられる素晴らしいところです。
平日だからなのか、工事をしていました。
信号待ちの時間に記念撮影が完了。
長者原ではいつも食事するレストハウスがまだオープン前でした。
そりゃそうでしょう、まだ9時ですから。
7)牧ノ戸峠
ここからしばらくワインディングが続きます。
前に車がいないので、気持ちよく走るかと思いきや、途中から路肩に雪がが積もってるのを見つけてしまいました。
これはもしかすると、路面が凍っているかもしれません。
特に注意しながらゆっくり走りました。
牧の戸峠に近づくにつれて、路肩の雪も少しずつ増えているような気がします。
牧の戸峠はいつも満車なのですが、この日はほとんど空車でした。
そりゃそうですね。冬なので登山はあまり多くありませんね。
峠を超えると、路肩にも雪はなくなりました。
こちら側には日が当たるのでしょう。
途中阿蘇が見えるカーブのところにバイクを止めました。
阿蘇は雲にくれたままで出てきてくれません。
8)ヒゴタイロードからの景色
さらに進み瀬の本レストハウスまで行きます。
レストハウスではトイレに行きたかったのですが、バイクの駐輪場が少し離れた場所に変わっていたので、トイレは諦め、そのままやまなみハイウェイを阿蘇方向に下っていきました。
正面に阿蘇山を見ながらバックには久住山が見えるような雄大な景色です。
途中のエルパティア牧場から左折してヒゴタイロードを走ります。
高原の上を走る気持ちの良いルートです。
ここはUBUYAMAPLASE(旧産山牧場)まで行って戻ってきました。
左右に阿蘇と久住を見渡せる雄大な草原を走るルートです。
こちらは久住山。
こちらは阿蘇山です。
9)城山展望所からの阿蘇山
やまなみハイウェイに戻り、もう少し進むと城山展望所と言うところから阿蘇山が見えました。
見事な寝観音の姿です。
天気にも恵まれました。
その先、いくつかのカーブを抜けると、やまなみハイウェイの終点まであとすこしです。
そのまま山を下り田んぼの間を通っての駅前まで来ました。
10)やまなみハイウェイの南端(一宮)
今回はやまなみハイウェイを足から端まで走ったことになります。
走ってきたやまなみハイウェイは景色良し、道良し、ワインディング良しの気持ちのいいルートだったので、距離を感じさせませんでした。
GoogleMapsでは約59kmの道のりということになります。
超、おススメルートなので、ぜひ行かれてみてください。
11)阿蘇神社へ参拝
終点の宮地駅前から少し戻って、阿蘇神社に行ってみました。
熊本震災で大きく割れた山文を見てショックを受けたものですが、崩れていた山門は立派に修復されました。
素晴らしい技術ですね。
本殿に、お参りします。
これから寒くなりますが、この凛とした空気の中で、阿蘇神社を訪問するのもいいですね。
12)道の駅阿蘇でお土産を買う
次に向かったのは道の駅阿蘇です。
この日、道の駅阿蘇にはバイクが1台も止まっていませんでした。
お土産と食べそびれそうな昼食のためにとおにぎりを買って道の駅を後にしました。
この時点で10:30。
家に帰ります。
13)大観峰は外せない
帰りは、内牧から大観峰に上がり、オートポリスの前を通って上津江から八女に抜けて、広川から高速に乗って帰るルートです。
中央のこぶになっているところが大観峰です。
内牧温泉から大観峰に登るルートがとても気持ちの良いコーナーが続くルートで、適度なカーブが楽しめます。
このワインディングが終わるころ、左側に外輪山を象徴する景色が見えてきます。
阿蘇山の噴火で積もったと言われている外輪山の大きさが感じられます。
大観峰に到着しました。
大観峰から景色は何度見ても素晴らしい!
このあと、菊池方面に向かうミルクロードを走ります。
ここは、先ほど見た外輪山の上の少し高い位置にある高原を、左手には阿蘇を見ながら、緩やかなアップダウンと大きなカーブが続く気持ちのいいルートです。
14)帰路は上津江~八女~広川~福岡
帰りは、信号がなく、山の中を走るルートとして、こちらのルートを選びました。
ミルクロードの途中から右折してオートポリスの方へ向かいます。
交通量はほとんどなくすれ違う車も1台位でした。
オートポリスから上津江までは山の中の一般道を走りますが、これも適度なアップダウンがあり比較的緩めのカーブが多く気持ちよく走り抜けられます。
橋を渡って上津江村に突き当たると今度は左折し、鯛生金山の方向に向かいます。
ここも道は細いですが、適度なカーブとアップダウンを繰り返しながら、竹原峠トンネルを抜けて少しペースの早い田舎道を走ることができます。
峠を下りていくと日向神ダムが見えてきました。
適度なカーブも、もうたくさん味わいました。
15)高速道路で燃料系がエンプティ!
広川インターから、高速道路に乗りました。
高速道路に乗ったのは良いですが、この辺から燃料系が点滅をし始めました。
燃料系の点滅が始まると右側にあるインフォメーション表示が、そこからの走行距離を表示し始めます。
広川インターから自宅まで、まだ数十キロは走らないといけないと思います。
福岡インターまでは走れると思いますが、都市高速のどこかでもしかしたら止まってしまうかもしれないなんてことを考えながらゆっくり走って燃料消費を抑えていました。
九州自動車道から、都市高速に入り、その都市高速を降りて、ガソリンスタンドに駆け込むまで、燃料は持ちました。
給油してみると、タンクは25リットルに対して21リッターしか入りませんでしたので、あと50キロぐらいは走れるかもしれません。
しかし、一旦止まってしまうと車重の重いFJRを押して歩くのは大変なので、もう少し手前で給油すべきでしょう。
ヒヤヒヤした高速道でした。
3.絶景ポイント
今回印象に残った絶景ポイントを並べてみました。
1)由布岳
雲海に浮かぶ姿が印象的
2)飯田高原
まっすぐ伸びる道路の先に九重連山が見える絶景
3)長者原
山並みの先に三俣山が並ぶ景色
4)ヒゴタイロード
北側に久住山
南側に阿蘇山
5)城山展望所
阿蘇の絶景が見られる
5.感想
やまなみハイウェイは素晴らしい景色と適度なワインディングが楽しめるルートです。
やまなみハイウェイを端から端まで走りたいと思い続けていましたので、今回のツーリングで目標達成できました。
とにかく景色が良くて、気持ちのいいルートです!
超おススメ!
6.ツーリングの追加情報
ツーリングにはFJR1300を使用。
1)走行距離
本日の走行距離は377kmです。
2)所要時間
出発時間:05:30頃
帰着時間:14:00頃
所要時間:8時間半程度
3)燃費
今回の燃費は17.46km/Lでした。
4)YouTube動画
動画もアップしました。
絶景がたくさん見られますので、見てください。
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